この夏、サイダーのように甘く弾ける恋が始まる-'21 7/22(木)公開 アニメ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』【TIROIR:映画】


人とコミュニケーションを取ることが苦手で、いつもヘッドフォンを着用している17歳の少年・チェリー。矯正中の大きな前歯を隠すため、いつもマスクをしている18歳の少女・スマイル。何の変哲もない郊外のショッピングモールを舞台に出逢ったふたりが、言葉と音楽で距離を縮めていく、ボーイ・ミーツ・ガールStory 

ある日ふたりは、バイト先で出会った老人・フジヤマが失くしてしまった 想い出のレコードを探しまわる理由にふれ、自分たちで見つけようと決意。 フジヤマの願いを叶えるため一緒にレコードを探すうちに、 チェリーとスマイルの距離は急速に縮まっていく。 

だが、ある出来事をきっかけに、ふたりの想いはすれ違って−− 

 

物語のクライマックス、 チェリーのまっすぐで爆発的なメッセージは心の奥深くまで届き、あざやかな閃光となってひと夏の想い出に記憶される。 言葉×音楽をキーワードに、多くの人が抱える「コンプレックス」に悩む少年少女が織りなす「ひと夏の青春」を描いた劇場オリジナルアニメーション作品、『サイダーのように言葉が湧き上がる』 

主人公のチェリーを演じるのは、今作が初映画、初声優、初主演となる八代目市川染五郎。ヒロインのスマイル役は、過去に「思い出のマーニー」や「メアリと魔女の花」で声優経験のある女優の杉咲花。その他キャラクターには今話題「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎役の花江夏樹や「マクロスF」のランカ・リー役の中島愛など有名声優が多数起用されている。 

 

監督はTV「四月は君の嘘」や「クジラの子らは砂上に歌う」などを手掛け、繊細で斜情的な演出に定評のあるアニメーション作家・イシグロキョウヘイ。初のオリジナル劇場作品となる今作については「オリジナル映画に必要なのは作り手の強い意思。突きつけられるプレッシャーに打ち克つため、自ら声をかけた最高のスタッフでこの重責にのぞみました。ストーリー、デザイン、色、映像、音楽、あらゆる要素に進むべき道を示してスタッフと共に邁進し、大画面で映える作品を作り上げたのです。この映画はポジティブなメッセージにあふれています。映画を見終わったあとでほんの少し自分に自信が持てる、そんな僕たちのメッセージを、どうか受け取ってください。」とコメントを残している。 

また、メインキャストの市川染五郎と杉咲花については「僕はふたりをこの作品に導くため、僕なりの“リアルな言葉”を、“どうか届いてほしい”という強い意思を便箋に込めて読んでもらいました。こうしてキャスト発表を共に迎えられたことは、僕にとって、作品にとって、大きなプレゼントです。ふたりに届いた僕の意思こそがこの作品そのものである、そう感じています」 .

 

キャラクターデザイン・総作画監督は、サンライズ第8スタジオ主要アニメーターで、過去に「ラブライブ!」作品でデザインワークスを担当した愛敬由紀子。原画は、名作「猫の恩返し」のキャラクターデザイン・レイアウトを担当した森川聡子。ほか、最新作品で活躍中の精鋭たちが製作に携わっている。 

 

イシグロ監督自身が担当している特設YouTube「サイコトチャンネル」では、作品の誕生秘話や作成時のこだわり、ポイントなどが監督の視点からまとめられている。監督自身が聖地である群馬県高崎市牛伏山を訪れ、現地で作品内での展開を解説するなど、事前に確認するもよし、作品を見た上で確認するもよし。ファンにはたまらないチャンネルとなっている。 

 

この夏を爽やかにしてくれる映画間違いなし!ぜひとも見たい作品だ。 

 

(文:古田直)


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【CAST 

市川染五郎、杉咲花/山寺宏一/潘めぐみ、花江夏樹、梅原裕一郎、中島愛、諸星すみれ、井上喜久子/神谷浩史、坂本真綾 

【STAFF】 

原作:フライングドッグ 

監督・脚本・演出:イシグロキョウヘイ 

脚本:佐藤大 

キャラクターデザイン・総作画監督:愛敬由紀子 

音楽:牛尾憲輔 

演出:山城智恵 

作画監督:金田尚美/エロール・セドリック/西村郁/渡部由紀子/辻智子/洪昌煕/小磯由香/吉田南 

原画:森川聡子 

配給:松竹 

主題歌:「サイダーのように言葉が湧き上がる」never young beach 

劇中歌:「YAMAZAKURA」大貫妙子 

アニメーション制作:シグナル・エムディ×サブリメイション 

制作:『サイダーのように言葉が湧き上がる』製作委員会 


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