今年は例年より気温が高く、油断していると室内でも熱中症にかかってしまいそうなくらい、全国的に暑い夏です。
暑さによるストレスもお店のような美味しいアイスコーヒーがおうちで作れたら、より優雅な息抜きができそうですよね。せっかくならこだわったドリンクで楽しんでみてはいかがでしょうか。
でも”おうちで本格的なコーヒーなんて大変そうじゃない?揃えるものが多くてハードルが高そう…”と普通なら思ってしまいますよね。
そんな方々のためにぜひおすすめしたいのが「フレンチプレス・コーヒー」です!
フレンチプレスはとてもシンプルな抽出方法で、用意する器具はフレンチプレスのポッド、これひとつのみです。今回は元カフェ店員が現場での経験をもとに、フレンチプレスで作るアイスコーヒーのより美味しく作るための簡単なひと工夫とレシピをご紹介したいと思います!
1.フレンチプレスの使い方(アイスコーヒー用)
※分量をアイスコーヒ一人分として計算
コーヒー豆24g(挽いてあるもの)をフレンチプレスにいれる。
沸騰させたお湯100mlを豆全体が浸る程度に入れ、30秒ほど蒸らす。
残りのお湯100mlを適量入れてから蓋を閉め、4分待つ。
プランジャーを下までゆっくり押す。
氷100gを張ったコーヒーサーバーなどの大きな容器にすぐ移しまぜる。
これで完成です。
工程がシンプルでかつ用意するものがとても少ないのが、フレンチプレスの最大の特徴です。
注意点としては、2の蒸らしで一度お湯を豆が浸る程度に注ぎ、雑味の原因となるコーヒー豆のガスをしっかりと抜くことです。この工程によりコーヒーの成分を最大限に抽出できるようになるので、より風味が際立ったコーヒーを作ることができます!
2.アイスコーヒーは急冷が命!
アイスコーヒーを作る際は、氷で一気に冷やすことでコクと香りがしっかりと中に閉じこもります。フレンチプレスで出来上がったコーヒーは時間を置かず、すぐに氷の張った容器に移しかえてよく混ぜましょう。
3.好みに合わせて豆の種類やお湯の温度を変えてみる
コーヒーの風味はおおまかに、苦味・酸味のふたつに分けられます。
豆の種類ごとにそれぞれ異なっていて、どの味わいに富んでいるのかはパッケージに表記されています。使う豆を購入する際はその表記を参考にするとわかりやすいです。また、注いだ時のお湯の温度によってもどちらの風味に寄るかは異なり、温度が高ければ苦味が、低ければ酸味が強くなります。キリッとしたコクと重厚感が欲しいなら苦味を、爽やかなフルーティさをもとめるなら酸味を重視すると良いですね。
材料だけでなくたったひと工夫だけでも、味のカスタマイズができるのが、コーヒードリンクならではの面白さです!
4.おすすめレシピ
暑い夏にぴったりのおすすめドリンクをご紹介します!
・アーモンド・ハニーアイスラテ
1人あたり
アーモンドミルク 60ml
アイスコーヒー 60ml
ハチミツ お好みの量
甘くてコクのあるアイスドリンクです!
アーモンドミルクに少し温めて溶かしたハチミツをまぜたあと、氷を先に入れてから作ったアイスコーヒーを氷の上にそっと垂らします。すると、ミルクとコーヒーの二層にキレイに分かれ、とてもオシャレなカフェラテになります。
ハチミツの部分を別のシロップにしてバリエーションをだすのも良いですね。
・アイスコーヒー・ソーダ割り
1人あたり
炭酸水 40ml
アイスコーヒー 80ml
シロップ 15ml
レモン汁 少々
さっぱりしたい時におすすめ!
酸味のあるコーヒーを用意するとよりフレッシュな味わいになります!
・コーヒーフロート
1人あたり
アイスコーヒー 120ml
バニラアイス お好みの量
冷たいコーヒードリンクの王道!
こちらは苦味のあるコーヒーを選ぶと、コーヒーのコクとバニラアイスの甘さがベストマッチです!
今回は、フレンチプレスでカンタンにお店のような美味しいコーヒーをおうちで作れる方法とコツをご紹介しました!
本校で紹介した方法以外でも、豆の挽き目や焼き加減などでさらに味のバリエーションが広がっていくのがコーヒーの奥深さです。
味の好みや楽しみ方は人それぞれで正解がないものですから、少しずつ方法を変えてみてお好みのコーヒーの味を探して、ステキな時間をお過ごしください!
(文:薄井 遼)